Zeiss ツァイス
日本では2022年7月下旬に新発売となったVictory SFL 40 です。 特に8倍機が実際には発売日にはほとんど(予約があった店舗あたり1台)入荷せず、その後の8月上旬入荷予定も予め連絡を受けていた予定数から大幅に減ったとのことで、私が予約した製品は9月1週…
古典双眼鏡、特に戦前のノンコート品に手を出すこと自体あまり機会がありませんでした。本サイトで唯一レビューしているのはZeiss Theatis ポケット双眼鏡だけだったと思います。 binocularsreview.hatenablog.com ノンコートTheatisの印象は、皮肉にもコー…
梅雨のあいだ星も鳥も見る機会がめっきり減りましたので、人工星でも眺めてみましょうかというのが発端です。 嘘です。 海外の双眼鏡や望遠鏡に関するサイトでは、その機材について数値化した評価がされているケースを多く見かけます。あくまで主観的な体験…
某月某日。 偶然にもSwarovski NL Pure 8x32 と Zeiss SF 8x32を見比べる機会を得ました。 以前blogで、SF 8x32の試用の際、購入したい3cmの筆頭と書きましたが。 しかし早くも強敵の出現です。 試用時にNL Pure 32の予価について聞いていませんでしたが、20…
Germany T*P*後期品 コーティングに改良の痕跡 7x42 や 6x42 Skipperに知名度で押され、影が薄い8x56 このシリーズでは結局最後まで生き残り、2016年の250台限定 Final Editionを持って最終生産を完了し、有終の美を飾った。 ドイツ東西統合前から過渡期にWe…
Zeiss Dialyt 6x42 B Skipper Carl Zeiss ClassiC ( Dialyt ) 7x42B/GAの派生モデル、または同じSkipperの名前でマリン用途であるグレーラバー7x50の兄弟機として語られる事が多い。実際に7x42と対物レンズ、プリズム、鏡胴など共通部分が非常に多い。 生産…
デモ機のSF 8x32 をごく短時間試用しました。話も少々上の空で、没頭して観ていました。SFシリーズ待望の32mm機。全長が152mmと少し全長が長い以外は軽量かつ、構えた際の重量バランスがメーカーの主張のとおりアイレンズ側に持たせることでとても軽く感じ、…
旧CL Companion , Genesisの3cm機と比べて一番、視野が明るく、中心からマイクロコントラストを強調した像のエッジにキレがあり、像に鮮やかさを持つ機種。色味は僅かにグリーンアンバーだが、ニュートラルに近い。近距離の画質低下が少なく、どの距離でも像…
1929年発売初期のノンコーティングであるが、その後のコート有り普及品にくらべて重量が重く金属塊感あふれるつくりをしている。 接眼見口の樹脂は、なんとエボナイト(加硫ゴム)製で、万年筆愛好家によく知られる独特の臭気となめらかな手触り・鈍い艶を放…
実視20代の頃に一度本機を所有したが、好きになれず。 より視野が落ち着いて見え、かつ中心像のキレが素晴らしいLeica Trinovid BA 7x42 や薄暮夕景が油彩画に見えるSwarovski SLC 7x42 の順にすぐに乗り換えてしまった。7x42 Classicに対するその頃の印象は…
超まとめ ・「性能」の価値観が多様化した現在、双眼鏡の頂点とするにはいささか乱暴過ぎ。 ・ Dialytでしか味わえない独自の世界観は確かに存在する。 ・ 光と色の純度を保ち(+ブースト)眼へ届ける能力が異様に高い。 しかし筆者はDialyt 6x42 と 8x56が…
プリズム内部のクモリ個体 LEDライトで検出 Classic 3X12B / Victory MONO 3X12T*前者はMade in Germany で長く製造されていた。対物レンズはブルーのモノコートで対物側面にGERMANY刻印あり。その後2010年代のどこかでハンガリー製造に移されT*表記となる。…