ジャングルさんの双眼鏡・単眼鏡レビュー Binoculars and Monocular Review

素晴らしい銘機から普通機まで、双眼鏡・単眼鏡についてその覚書

Swarovski スワロフスキー

SWAROVSKI Habicht 8x30W 2022年製造品

Swarovskiが1949年に販売開始をしたHabicht(記述では最初のリリースが7x42)シリーズですが、今回は現行の2022年生産品であるHabicht 8x30Wについてのインプレッションとなります。 Pros 小型軽量 クラシックなボディデザインと取り回しの良さ 中心像はNL P…

SWAROVSKI CL Curio 7x21 

今回はあまり冷静にレビューできません。お好きな方は是非ともお求めください。 終わり。 超まとめ ・デザイン性優先でありつつも使用感や操作の快適さに一切影響なし。 ・光学性能はこのクラスでトップクラス ・見て持って、所有する喜びに満ち溢れた製品 …

Jungle's Classic Two, Semi Old Swarovski

続きまして蔵出しのレビューでございます。 Swarovski SLC 8x30 MKII, 初代EL 8.5x42 と EL8x32です。 初代ELシリーズ(Swarovision前の1999から2000年代の世代)を当時の私は金銭的に無理をおして購入し、もうこれで「買い換えること=散財すること」も無い…

Swarovski CL Curio 7x21 first impressions

CL Curio 7x21 専用ストラップ 小雨の降る金曜、JR両国駅から約束の時間までまだありましたので、国技館と江戸東京博物館を遠回りに歩き、そしてDocomoのビル風に一瞬傘を煽られやってきましたハクバ写真産業さんの本社ショールーム。 Tさんは早速新製品の箱…

Swarovski ATX 25-65x 85 スコープ Part.1

先日、BirdforumにてSwarovski ATX-115:Star-test and Resolution Measurementなる投稿がされ、その内外像が光学性能的によろしくなく、議論になっていました。 結論としては、「スワロのスコープはATXやSTXアイピースモジュール内のプリズム で対物ユニット…

Swarovski NL Pure 10x42 焦点内外像  ( SLC 7x42 とも比較)

(訂正)Jan 2022 NL Pure 10x42の焦点外像 画像が実際には焦点内像の別カットを掲載していました。 謹んでお詫び申し上げるとともに、LED 6500K ピンホールによる焦点外像と焦点像を掲載しなおします。 記載内容も一部修正いたしました。 -----------------…

Swarovski NL Pure 8x32 quick review

NL Pure 8x32 既にNL Pure 10x42を所有し、いくつかの短所(グレア、ブラックアウト)を認めつつも不満なく往なす術を習得したところでした。そして、得られる視界体験の後には、毎回の感嘆と10倍の選択で正しかった自分を褒めてあげたいという自己愛撫的な…

スワロフスキー・オプティック ショールーム訪問記

ご対応いただいたハクバ写真産業のTOさん、TAさん、筆者(右) 2020年7月にベルボンより事業譲渡を受け、スワロフスキーオプティックの日本総代理店権を取得した ハクバ写真産業株式会社の本社ショールームにお邪魔しました。 場所は東京・両国駅のすぐ近く、…

SWAROVSKI CL Pocket 8x25 趣味性の高い愛玩的双眼鏡

2021年 新発売された CL Pocket elegant 25は、外装の優美さがさらに増し、新たな色としてアンスラサイト(無煙炭)が追加されたことが最初に目に付くところです。 対 Zeiss Victory Pocket (FLレンズ採用の25mm)という後出の強力な好敵手に対し、スワロフス…

NL Pure 8x32 と SF 8x32  短時間対決の勝者は?

某月某日。 偶然にもSwarovski NL Pure 8x32 と Zeiss SF 8x32を見比べる機会を得ました。 以前blogで、SF 8x32の試用の際、購入したい3cmの筆頭と書きましたが。 しかし早くも強敵の出現です。 試用時にNL Pure 32の予価について聞いていませんでしたが、20…

SWAROVSKI  EL SWAROVISION 10x50

Swarovison 50mm機を試用した時はまさに衝撃だった。「鮮烈さ」という言葉を苦し紛れの表現で使い出したのもこの機種からである。 Color fidelity という単語の本質的意味と意図することに意識しはじめたのもこの機種からだと思う。 近年の双眼鏡におけるパ…

SWAROVSKI SLC 7x42

ELもSWAROVISIONも経て、やはりこの旧SLCにまた帰ってきてしまう至極の品。 超まとめ ・年代、リファブリッシュのタイミングでコーティング等の違いが顕著 それによるカラーバランス、透過率の違いが大きい ・プリズムの曇った中古個体にかなりの確率であた…

Swarovski CL Bright 8x30

超まとめ ・最新のスワロフスキー機種で得られるのと同じ、明るくカラフルで鮮やかな視界を楽しめる ・内面処理やフレアコントロールが高いレベルで行われているが、アイカップ位置によってはクレセントグレアがでる ・最短距離が実質2.7m以上と長く、マイク…

手持ち双眼鏡の最高峰 Swarovski NL Pure 10x42 (3)

機能面、アクセサリーにおいての注目すべき点です。まず、専用ストラップが平紐に変更されました。EL SV WBのエレベーター式の細紐は便利ではありましたが、エレベーターダイヤル部が嵩張り、紐が細くて頼りなく感じて結局使わなくなりました。今回の平紐タ…

手持ち双眼鏡の最高峰 Swarovski NL Pure 10x42 (2)

NL Pureを使って与えられる視界体験は一言で「素晴らしい」です。 これを動画や画像または文章で伝えるのは非常に難しく、ある程度双眼鏡やスコープの経験がある方が使用してわかる「領域」もあるのかなとさえ考えています。 動画系レビュアーさんが双眼鏡の…

手持ち双眼鏡の最高峰 Swarovski NL Pure 10x42 (1)

ELモデルの更新周期の年に突如発表された、スワロフスキーの別ライン トップモデル。 超まとめ ・現行のハンドヘルド双眼鏡分類の中ではおそらく最高峰に位する品質と見え方です。 例えば、今まで双眼鏡の「そ」の字にも触れた事が無い方がバードウォチング…