某月某日。 偶然にもSwarovski NL Pure 8x32 と Zeiss SF 8x32を見比べる機会を得ました。 以前blogで、SF 8x32の試用の際、購入したい3cmの筆頭と書きましたが。 しかし早くも強敵の出現です。 試用時にNL Pure 32の予価について聞いていませんでしたが、20…
Swarovison 50mm機を試用した時はまさに衝撃だった。「鮮烈さ」という言葉を苦し紛れの表現で使い出したのもこの機種からである。 Color fidelity という単語の本質的意味と意図することに意識しはじめたのもこの機種からだと思う。 近年の双眼鏡におけるパ…
SV 842 ED と NL Pure 42mm Made in Japan サイトロン 渾身の新製品 SV 告白すると、現在所有の双眼鏡中で持って触って楽しい、見て楽しい双眼鏡の筆頭。 そもそも何を持って「良い」双眼鏡なのか、究極的には個人の価値観の違いによる。 また、双眼鏡は「ア…
ELもSWAROVISIONも経て、やはりこの旧SLCにまた帰ってきてしまう至極の品。 超まとめ ・年代、リファブリッシュのタイミングでコーティング等の違いが顕著 それによるカラーバランス、透過率の違いが大きい ・プリズムの曇った中古個体にかなりの確率であた…
この双眼鏡を自然観察、日中の用途に使う場合や、プリンスUFを購入する際に留意する点に触れる。 1) 自然観察での見え方、グレアやフレア耐性について 2) 立体視と近距離の見え方 3) 歪曲収差補正と回転球現象(GE,RB) 4) 格上の双眼鏡との比較 5) 外装ゴムと…
ずっしりがっしり、堅牢性を感じるつくり。 超まとめ ・センターフォーカス(CF)の低倍率ポロ機というニッチなジャンルに高性能・高級機のエッセンスを入れ込む事に成功 ・従来ポロ機の大きな弱点であったプリズム周辺内面反射の改善に大きな進展 高い像面(…
Germany T*P*後期品 コーティングに改良の痕跡 7x42 や 6x42 Skipperに知名度で押され、影が薄い8x56 このシリーズでは結局最後まで生き残り、2016年の250台限定 Final Editionを持って最終生産を完了し、有終の美を飾った。 ドイツ東西統合前から過渡期にWe…
3cm機は口径と明るさおよび重量のバランスが良く、20-25mm機の暗さや物足りなさと42mm機の携行性の若干の悪さを補う絶妙なポジションにあると思う。しかし、これ1台という決定打が個人的には中々見つからない。 古くはZeiss Dialyt 8x30 , Trinovid BA BN 8x…
Zeiss Dialyt 6x42 B Skipper Carl Zeiss ClassiC ( Dialyt ) 7x42B/GAの派生モデル、または同じSkipperの名前でマリン用途であるグレーラバー7x50の兄弟機として語られる事が多い。実際に7x42と対物レンズ、プリズム、鏡胴など共通部分が非常に多い。 生産…
デモ機のSF 8x32 をごく短時間試用しました。話も少々上の空で、没頭して観ていました。SFシリーズ待望の32mm機。全長が152mmと少し全長が長い以外は軽量かつ、構えた際の重量バランスがメーカーの主張のとおりアイレンズ側に持たせることでとても軽く感じ、…
五藤光学 創業90周年記念の単眼鏡 マニア目線でみたこの単眼鏡の実力はいかに? まとめ実際に屋内、博物館、観光地巡りからハイキングまで様々なシーンで使用した。「基本設計的」には素晴らしく、単眼鏡としては素晴らしい見え味のポテンシャルを持っている…
2019年5月発売Pleasing Goddess 8x32 まとめ pros・Swarovski CL Brightを意識したコンパクト・軽量デザイン・マグネシウム鏡体によるソリッドなデザインと堅牢感・Pleasing HRより品質の高い外装ラバー・良質な対物、接眼レンズコーティング・良好な縦色収…
旧CL Companion , Genesisの3cm機と比べて一番、視野が明るく、中心からマイクロコントラストを強調した像のエッジにキレがあり、像に鮮やかさを持つ機種。色味は僅かにグリーンアンバーだが、ニュートラルに近い。近距離の画質低下が少なく、どの距離でも像…
超まとめ ・最新のスワロフスキー機種で得られるのと同じ、明るくカラフルで鮮やかな視界を楽しめる ・内面処理やフレアコントロールが高いレベルで行われているが、アイカップ位置によってはクレセントグレアがでる ・最短距離が実質2.7m以上と長く、マイク…
双眼鏡のレビューサイトや、個人のblogなどで双眼鏡について様々なレビューがなされていますが、その性能評価の一端として内面反射について言及されることが多くなったように見受けられます。自分も購入検討の参考に役立てていますが、時にその評価と実用に…
1929年発売初期のノンコーティングであるが、その後のコート有り普及品にくらべて重量が重く金属塊感あふれるつくりをしている。 接眼見口の樹脂は、なんとエボナイト(加硫ゴム)製で、万年筆愛好家によく知られる独特の臭気となめらかな手触り・鈍い艶を放…
2017年突如発表されたPowerd IS搭載の32mm機種。 その時点で12x36 IS IIIなどのIS制御アップデート機種の発表が続いていたので、個人的には発売後10年を越えた10x42LISのモデルチェンジを期待していたが見事に外された。まずはサマリーを。pros・改善された…
価格.com 縁側「双眼鏡・単眼鏡レビュー」から全面引越し 新装開店いたしました。 レンズという不思議な物体を通して眺めるあたらしい発見・感動・出会いをお手伝いするとともに、皆様からも学ばさせていただきたいと思っています。 今後こちらと Twitter @J…
実視20代の頃に一度本機を所有したが、好きになれず。 より視野が落ち着いて見え、かつ中心像のキレが素晴らしいLeica Trinovid BA 7x42 や薄暮夕景が油彩画に見えるSwarovski SLC 7x42 の順にすぐに乗り換えてしまった。7x42 Classicに対するその頃の印象は…
超まとめ ・「性能」の価値観が多様化した現在、双眼鏡の頂点とするにはいささか乱暴過ぎ。 ・ Dialytでしか味わえない独自の世界観は確かに存在する。 ・ 光と色の純度を保ち(+ブースト)眼へ届ける能力が異様に高い。 しかし筆者はDialyt 6x42 と 8x56が…
内面反射対策強化のため剥かれる センターフォーカスで6.5倍の低倍率に加え約5mmの瞳径という星空観望にも理想的なスペック。実際の製造は中国 のOEM企業製と思われ、当該と思われるページでは同機種のベースモデルが紹介されている。日本で販売されている望…
Trinovid 8x50 BA 糸巻き歪曲はかなり強め。夕景・夜景はコクのある独自の描写 Trinovid (ultra) BA 8x50 1995-2002年 販売期間 1150g 視野6.6度 ポリウレタン外装のタフなみかけと、比較的小柄な取り回しのしやすさが良い。光学性能はまず、このころのTrino…
プリズム内部のクモリ個体 LEDライトで検出 Classic 3X12B / Victory MONO 3X12T*前者はMade in Germany で長く製造されていた。対物レンズはブルーのモノコートで対物側面にGERMANY刻印あり。その後2010年代のどこかでハンガリー製造に移されT*表記となる。…
機能面、アクセサリーにおいての注目すべき点です。まず、専用ストラップが平紐に変更されました。EL SV WBのエレベーター式の細紐は便利ではありましたが、エレベーターダイヤル部が嵩張り、紐が細くて頼りなく感じて結局使わなくなりました。今回の平紐タ…
NL Pureを使って与えられる視界体験は一言で「素晴らしい」です。 これを動画や画像または文章で伝えるのは非常に難しく、ある程度双眼鏡やスコープの経験がある方が使用してわかる「領域」もあるのかなとさえ考えています。 動画系レビュアーさんが双眼鏡の…
ELモデルの更新周期の年に突如発表された、スワロフスキーの別ライン トップモデル。 超まとめ ・現行のハンドヘルド双眼鏡分類の中ではおそらく最高峰に位する品質と見え方です。 例えば、今まで双眼鏡の「そ」の字にも触れた事が無い方がバードウォチング…